九州の離島2022.5.1-4(3日目)

【探鳥日記3日目】

早朝から昨日良かった畑②でエンベリ達を観察しました。シマノジコは増えて2羽になってました。新たに入った(行動からそう思われる)シマノジコは驚くと結構頻繁に電線に止まってくれました。

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8時ごろから畑②のとなりの田んぼの田植えが始まり、エンベリ達が去ってしまうと思われましたが警戒心が薄い群れだったのか半数以上が残ってくれました。シマノジコ、ノジコは警戒心が強く田植えの作業が始まると共に姿を消しましたが、コホオアカ、キマユホオジロ、シマアオジは依然として50羽ほどが採食を続けていました。日陰でのんびりとエンベリ達を眺めていると、エンベリ達は日陰が好きな様で皆んな日陰で採食していました。日が昇るにつれて日陰の範囲がジリジリと狭くなり、エンベリ達もジリジリと近寄って来て最終的には目の前で観察する事が出来ました。

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午前中は畑②でエンベリを眺め、鳥の活性が悪くなったお昼に漁港の定食屋で刺身定食を食べた後にポイントを一通り回ると、畑③付近にこれまであまり見なかったノジコが結構な数入っていました。

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畑③から畑①に向かうと畑①の向かいの田んぼの農道になにやらハトくらいの大きさの鳥が鎮座してました。双眼鏡で見てみるとなんとジシギでした。昨日に2羽ほど飛ばしてしまいましたが、いずれも水の張った田んぼの中に隠れていました。しかしこいつは農道の真ん中で動かず。観察していると数分後にやっと動き出し採餌していました。小顔に見える感じがハリオかな〜とか思いながら尾が見える機会を伺っていると上空を通過したトビにびっくりして「ジェッ」という声をあげて飛んで行きました。声が濁っていたので推定チュウジシギとしました。

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1.2日目と2時半以降にエンベリが渡って来るな〜と感じたので神社に行ってみると予想が的中。10月の舳倉で何度も聞いたシロハラホオジロの地鳴きが聞こえました。何羽かいましたが警戒心がなかなか強く姿は確認出来ず…

次に畑③の様子を見に行ってみると、田植えが終わったからかシマノジコ1、シマアオジ2、ノジコ数羽がキマユホオジロ、コホオアカに混ざっていました。

日が落ちかけ来て最後に先程ノジコが増えていた畑②へ行ってみると更にエンベリが増えており、そこかしこでエンベリがワラワラと飛んでいました。水路沿いの木には多くのエンベリ達が休んでおり、中にはシマノジコ、シマアオジも。地元の方曰く、このポイントは夕方になると水路で水浴びをしたエンベリがよく木に止まって休むらしいです。

少し水路沿いの様子を伺いに歩いているとエンベリが飛び出して来て目の前に止まりました。撮ってみるとなんとシマアオジの雌でした。

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その後、もう一度畑の方に戻ってみるとシマノジコがコホオアカと共に花の上に止まっていました。

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急いで写真を撮ってもう一度双眼鏡で観察していると何やら背景にもエンベリが沢山いる事に気づき、ピントをそちらに合わせてみると…

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1番上にシマアオジ雌雄、他にノジコ2、コホオアカ2羽が止まっていました。この光景には非常に興奮しました。結局夕方の畑②ではコホオアカ沢山、ノジコ沢山、シベリアアオジそこそこ、アオジ少し、キマユホオジロ少し、ホオアカ少し、シマノジコ3+、シマアオジ4+を確認出来ました。こんな光景2度と拝める気がしません。

 

【5/3に確認した主な鳥】(多→100以上、中→50羽前後、普→30羽前後、小→10羽前後)

コホオアカ多、キマユホオジロ中、シベリアアオジ普、ノジコ多、シマアオジ5+、シマノジコ6+、シロハラホオジロ2+、オウチュウ1、アカガシラサギ、ムネアカタヒバリツバメチドリ、ツメナガセキレイ、チュウジシギ