九州の離島2022.5.1-4(1日目)

5月1〜4日まで九州の某離島に行ってました。楽しい遠征になりましたので久しぶりに旅日記風に1日ごとの行程を書いていこうと思います。

 

【ポイント紹介】

エンベリ畑① 15cmくらいの草丈の稲科植物がびっしり生えた畑。近くの電線や轍に鳥が良く止まるので、観察し易く写真も撮り易い。

エンベリ畑② 草丈が低くまばらに生えているので鳥達が採食しているのが見える。

エンベリ畑③ 草丈の高い稲科植物がびっしり生えた畑。移動する時や驚いて飛び上がった時に轍の枝や花にエンベリが止まる。水路が近くにあり夕方には水浴びをするらしく、水路沿いにもエンベリが集まる。

 

【探鳥日記1日目】

30日に大授でシギチを堪能したのち、エンベリで溢れているであろう島に思いを馳せながら朝の便で出発しました。船からはオオミズナギドリが飛んでいるのが見えました。カンムリウミスズメを探しましたが見つからず…到着後、知人に教えてもらった南部のポイントに急いで向かいました。南部に差し掛かるとポイントへ向かう道中にツメナガセキレイやタイワンハクセキレイ、キマユホオジロが普通に見られ期待感が高まります。

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シマアオジがいるらしいと聞いたポイント(エンベリ畑①)に到着すると、畑の周辺を大量のコホオアカが行ききしており、そこにカメラを構えたおじさんが2人居られました。エンベリの多さに面くらいながら挨拶と本日到着した旨を伝えると、本日入れ違いになる知人が事前に紹介してくれた様でおじさん達もウェルカムモードで有り難かったです。シマアオジはまだ居るとの事なのでしばし座って待っていると直ぐに轍に出てきて来れました。シマアオジは綺麗な成鳥雄と若雄(1s?)の2羽が見られました。また遠くの電線にはオウチュウが止まっており、こちらも数日前から居るとの事。後ほど近くで撮る事が出来ました。

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その後昼過ぎに島を出る知人と島のポイントを一通り回りました。最初は長期滞在しているという綺麗なキガシラセキレイの雄1sを見に行きました。牛の居る牧場にツメナガセキレイ1羽と共に居てくれて無事見る事が出来ました。

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その後、学校の校庭や林道、神社を巡るも鳥は少なく、そろそろ帰るかな〜と言いながら畑③沿いの水路を歩いていると急に黒い鳥が水路から脇のブッシュに飛び上がったのが視界に入りました。「ツルクイナ!」と言いながら咄嗟に入ったブッシュ付近を捜索するも結局見つからず…一通り周辺を捜索した後、最後にもう一度と思い見かけたポイントを再度見るとシロハラクイナが走り去って行きました。結局正体が掴めずしまいでしたが、以前宮古島でも同じ様なシチュエーションでツルクイナ疑惑を見ており、行動的にもやはりツルクイナが1番可能性が高いかな〜と思いました。間違えるとしたらバンなのですが、バンも少ない島らしくやはりツルクイナだと自分は信じてます。その後マミジロタヒバリも数羽入って来て、コマミジロを探しましたが見つける事が出来ませんでした。

知人が帰り、1人で島を捜索しましたが新たな鳥はなかなか見つからず。夕方に畑③のエンベリ(主にコホオアカ)が増えており、中にシマアオジ雄成鳥1羽を見つけました。他には水路にササゴイが降りているのを見つけたくらいでこの日は終了しました。ササゴイは好きな鳥であまり頻繁に見ることも出来ないので地味に嬉しかったです。

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前日(30日)から晴れ続きで、ここから鳥が抜ける一方なんじゃないかと危惧しつつ疲れ切って就寝しました。(1日目終)

 

【5/1に確認した主な鳥】(多→100以上、中→50羽前後、普→30羽前後、小→10羽前後)

コホオアカ多、キマユホオジロ小、シベリアアオジ普、シマアオジ3、キガシラセキレイ1、オウチュウ1、ササゴイ、アカガシラサギ4、マミジロタヒバリ3、ムネアカタヒバリ小、ツバメチドリ7、ツメナガセキレイ

情報・早朝にシマノジコ2