天売島遠征 11月9-10日①(ユキホオジロ、ヤマヒバリなど)

天売島が鳥で賑わっているという事で、無理を押して天売島に行ってきました。この時期は海が荒れるため船の出航率は50%を切る事も度々あるそうですが、僕が乗った日は運良く出航してくれました。3日ぶりの出航だったようです。船は自分が乗った天売航路の中で過去一揺れ、船酔いには多少強いと思っていましたが酔ってしまい海鳥は見れませんでした。

天売島ではまず、ヤマヒバリがいると教えて頂いた赤岩へ行きました。赤岩は漁港の反対側5kmほどの場所にあり歩いて往復していると日が暮れてしまい、他の場所の探鳥が出来ないため、ゲストハウスの方に頼みご厚意で車で乗せていって頂ける事になりました。赤岩へ行く途中にはオオモズ、ユキホオジロなどの珍鳥がパラパラと確認でき、今回無理して来た甲斐があったと確信しました。赤岩へ行くと、展望台へ向かうハシゴのあたりから「ピピピピ」という地鳴きと共に10羽弱の小鳥が奥へ飛んでいきました。ヤマヒバリです!まさかこんなに沢山居るとは思いませんでした。じっとヤマヒバリの再登場を待っているとユキホオジロが1羽やって来ました。ユキホオジロを撮りながらヤマヒバリ探すという贅沢な空間!!少し吹雪いて来ましたが楽しすぎて全く寒くなかったですwヤマヒバリの群れにアトリが2.3羽混ざっていて、良い所に出てきた!と思ったらアトリという状態…ヤマヒバリはあまり動かずブッシュの下で彩食するため観察は非常に難しかったです。何とか撮影出来、森の中も気になっていたのでヤマヒバリをもっと見ていたい気持ちはありつつ森へ降りました。森へ向かう途中に上空をコミミズクが飛んでいました。森へ入るといきなりベニヒワ、イスカが群がる木が!ベニヒワ100羽以上、イスカ20羽以上が彩食する光景は圧巻でした。その奥にはナナカマドがあり、ツグミヒヨドリが彩食していました。奥のナナカマドを確認したかったのですが、手前のベニヒワ達を飛ばさずに奥へ行くのは不可能…そーっと行きましたが奥の鳥達もろとも飛んでしまいました…森の中は、このポイント以外はカシラダカ、ミヤマホオジロミソサザイ、ウソくらいで珍鳥は見つかりませんでした。森を一通り見終わり吹雪に凍えながら灯台へ行くと2羽のツメナガホオジロ成鳥がいました。奥にもツメホ2羽がいて、帰り際にもう1羽増え全部で5羽のツメホを確認しました。ここでタイムアップで1日目の探鳥を終了しました。

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ヤマヒバリ。見えるのに撮れないもどかしさ。
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ユキホオジロ。可愛い!
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イスカ。
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ツメホ。成鳥は初めて見ました!
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コミミズク。遠かった…
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ベニヒワのなる木。よく見ると10羽ほど居るはずです。