前日からまとまった雪がふり、十数cm雪が積もっていた道南ですが今日も寒さに負けじと探鳥に行って来ました。まず吹雪の中砂崎岬へ向かいました。雪が積もったのでシロハヤ、ユキホ、ツメホ、シラホあたりを期待してグルっと歩きましたが何も居ず…次に近くにあるホタテ加工場にカモメを見に行きました。最盛期は屋根という屋根、芝生という芝生にびっしりカモメが集まるのですが、まだ200+くらいでした。オオセグロカモメがほとんどでセグロが十数羽、タイミルが1羽いました。次に漁港巡りに移り、3.4つを回りコクガン(2)、スズガモ(±200)、ホシハジロ(20-)、キンクロハジロ(3)、ウミアイサ(1)、ホオジロガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモを確認しました。しかし最後の漁港でなんとスタックしてしまい2時間強をロス…
次に長万部方面に向かいましたが、函館に引っ越してきて初めてのシーズン、初めての探鳥だったので八雲-静狩をザッと回ってみて可能性が高そうなポイントの見当をつけてみました。しかしこのエリアは猛禽が居そうな環境だらけで正直よく分かりません(の割にはノスリ1羽も見かけず謎でした。)。最後に行きには入り方がよく分からず見れなかった遊楽部川付近の芦原で探鳥しました。遊楽部川はハクチョウのねぐららしく百羽以上のオオハクチョウが集まっていました。他には河口の流木にはオオタカ幼鳥がいました。本日初猛禽です。更に奥へ進んで行くとスーっと翼の長い白っぽい鳥が飛んできて木に止まりました。コミミズクです!この日の渋かった鳥果、スタックした不運の全てを許しました。コミミズクは周りをキョロキョロ見渡すと海岸線の流木の方にすっ飛んで行ってしまいました。このコミミズクを観察していると後方を白い影がスーッと横切りました。2羽目のコミミです!この個体は芦原を縦横無尽に飛び回ってくれました。どっちを見て良いか分からないウハウハな状況でした。もう1羽はどうしてるかなぁと思い前方を探すと逆サイドに移動して少し近い場所に止まっていました。後ろはどうなっているかなぁと後方を見るとコミミが全速力で飛んでいたので写真を撮ってみると、なんとオオタカ成鳥に追われてました!この後このコミミズクを見る事はありませんでした…もう1羽も遠くへ飛んで行ってしまい、日も暮れてきたので帰る事にしました。
観察種
遊楽部川・シマエナガ、オオハクチョウ、シロカモメ、カモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、マガモ、カルガモ、スズガモ、ホシハジロ、カワアイサ、ホオジロガモ、オオタカ、ノスリ、コミミズク、ハシブトガラス、スズメ
コミミズク。キョロキョロしながら高めの場所を飛んでました。この後大飛びしてしまいました。次どこ行こうって感じですかね。
コミミズク(左)とオオタカ(右
コミミズク。
オオタカ幼鳥
オオタカ成鳥
駒ヶ岳。良い景色でした。