アメリカビロードキンクロ

近年、根室周辺を中心にアメリカビロードキンクロの観察例が急増しています。例に漏れず、自分も昨年4月からの1年間で7個体を撮影出来ました。


2022/4/25 根室


2023/2/26 花咲港


2023/2/26 花咲港


2023/2/26 落石クルーズ(左・アメビロ雄成鳥、右・アメビロ雄1年目)


2023/4/8 根室港(左)


2023/4/9 ハシリコタン沖

〈アメビロとビロキンの比較〉(上・アメビロ、下・ビロキン)
・雄成鳥

〔両者の識別点〕

アメリカビロード ビロードキンクロ
頭部の形 前頭部が高く角張る 前頭部が低く額がなだらか
嘴の瘤 低い 高い
嘴の模様 縁に黄色は出ない 縁が黄色い
脇の色 褐色

〔頭部の比較〕

頭部の形は角度によってやや分かりづらい。嘴の模様は、縁に黄色が出るか出ないかだけでなく、ビロードキンクロは赤一色に縁に黄色が出るのに対し、アメリカビロードキンクロは根元側はオレンジで先に行くにつれてグラデーションで赤紫色に変化する。嘴の瘤は分かり易い識別点だが、ビロードキンクロの2年目の個体は瘤が低いため注意が必要。


・雄1年目

・雌