八戸苫小牧航路 10月26日

台風接近で太平洋側に強い東風が吹く予報だったので、八苫に乗って来ました。目標のミナミオナガ、アカアシミツユビカモメは出てくれなかったですが、他は基本的に見る事が出来て、海鳥も絶えず飛び続けてくれたので退屈しない海の旅でした。全海域でフルマカモメが多かったですが、淡色型は見つかりませんでした。

各海域での出現種、数

往路・かなり荒れていたので普段よりも船が沖を航行していた事もあるのか、過去1番海鳥が多かったです。暗い+船酔いで満足に観察が出来ませんでしたが、数千のオオナギ、ハイナギ、数百のフルマカモメ、ハジロナギが飛び交っていました。

八戸沖・オオナギ、ハイナギ、ボソナギ、フルマカモメ、ハジロナギ、コアホウドリ

復路

八戸沖・アホウドリ属は全海域で1番多かった印象です。オオナギが多く、往路で多かったハイイロミズナギドリは全く見ませんでした。

コアホウドリ40、クロアシアホウ10、オオナギ500+、フルマカモメ200±、ハジロナギ1、トウゾク2

下北半島沖・徐々にオオナギが減ってきてフルマカモメが増えていった印象。何故かハヤブサが1羽、大荒れの海の中を飛んでいた。

オオナギ500+、フルマ300+、ハイナギ100±、ハジロナギ20、コアホウドリ5、オオトウゾク1、トウゾク4、ハヤブサ1、ヒレアシシギ類1、ハイイロウミツバメ1、ミツユビカモメ1

渡島半島沖・一気にハジロナギが増え、海上に100+の群れが浮いてるなどした。風が収まり始めたので海鳥の数は大分減少。

ハジロナギ200+、オオナギ20、フルマ100+、クロアシアホウ5、コアホウドリ5、ハイナギ2、トウゾク4、ミツユビ10

苫小牧沖・トウゾクカモメ、ボソナギ、ミツユビカモメが増えた。

ボソナギ30、アカアシナギ1、ハイナギ50、トウゾク12、ハジロナギ70、オオナギ30、フルマカモメ200、ミツユビカモメ70、コアホウドリ1、クロアシアホウドリ3

 

去年は11月一週に荒れた日があり、八苫に乗りその時も数百のハジロナギが確認出来ました。しかし今回のハジロナギは去年と異なりダイナミックソアリングをせずに普通に飛んでいました。何故なんでしょう…

f:id:kitanominami:20191027201135j:image

ハジロナギ。ソアリングしなかったので背中の写真ばかり。
f:id:kitanominami:20191027201138j:image

ハヤブサ。大変そうにパタパタしていました。
f:id:kitanominami:20191027201132j:image

群れで見れたハジロナギ。一面に浮いてるミズナギドリが全部ハジロナギというパラダイス空間でした。