ただ今、函館に(北海道中に)大量なるレンジャク(主にキレンジャク)がやって来ています。近くで観察出来る機会に恵まれたので、2種を比較してみました。1月上旬にもレンジャクが多く見られたのですが、その時はヒレンジャクが大半を占めていました。ちなみに札幌でも早い時期からヒレンジャクが見られていたらしいですが、年末あたりからキレンジャクが大量にやって来たとの事です。2種のやって来るタイミングがずれるのは興味深いですね。繁殖地の違いによるものでしょうか。
下の2種どちらが何レンジャクか分かりますか?
キレンジャクは腹が一様な肌色で、ヒレンジャクは腹が黄色味がかります。またヒレンジャクは冠羽まで黒い模様が入りますが、キレンジャクは冠羽は肌色一色であるという違いもみてとれます。
次に背側です。
こう見ると全く違うんだな〜と思いますね。同じく左がキレンジャク、右がヒレンジャクです。キレンジャクは黒い初列風切と黄、赤、白の模様のコントラストが綺麗ですね。対してヒレンジャクは灰色の風切と大雨覆の赤い模様が渋くてカッコいいです。皆さんは黄、緋どちら派ですか??
グラウンドに積もった雪を食べるレンジャク達
落ちたナナカマドの実を食べるヒレンジャク(手前)とキレンジャク
キレンジャク。美しいですね。
ナナカマドの実を食べるヒレンジャク。灰色と赤が渋い!
ナナカマドの実を食べるキレンジャク
大量なるレンジャクに揉まれながらナナカマドを食べていたツグミ