札幌に一度戻り、GW後半にまた天売島へ行きました。30日は森が賑やかだったので、少し期待して天売島へ行きましたが鳥が本当にいませんでした。30日に溢れていたコマドリが若干残っていましたが、新たに増えたのはホシムクドリ、コシアカツバメ、タカブシギ、コムクドリくらいでした。森が寂しすぎたので島を一周してみましたが何も見つけられず…
2日目も同じ調子だったので、駄目元で隣の焼尻島へ行ってみようと思い、10時のフェリーで焼尻へ向かい14時のフェリーで天売に帰ることにしました。天売-焼尻航路は短いながらも1番海鳥が期待できる海域なのでオススメです。焼尻島は森ゾーンと牧場ゾーンがあり、大半が牧場になっています。牧場はいかにもヤツガシラやムクドリやタヒバリ類などの珍鳥が入りそうな雰囲気をしていますが、広すぎるため徒歩での探鳥はしんどいです。なのでこの日は森ゾーンのみの探鳥にしました。焼尻島にも鳥は全然いませんでしたが、水場に行くとタカブシギとルリビタキと変な小鳥がいました。変な小鳥を双眼鏡でみると、背中が薄い灰褐色、お腹が白く足が黒い。眉斑は薄くバフみがある。僕が知る限りこの特徴を兼ね備えた鳥はチフチャフしか知りません。なんと全く鳥がいない中こんな珍鳥がいるなんて!もう満足した僕はフェリーの時間まで暇つぶしをするつもりで森を探索しました。森をプラプラ歩きながら後輩に先程見つけた鳥がチフチャフかどうかLINEで相談していて、ふと顔を上げた時に、何やら大きな鳥が道路の真ん中でこちらを見ていました。なんとミゾゴイでした。去年は天売島に滞在していましたが、今年は焼尻に来ていたみたいです。ミゾゴイは写真を撮っていると森の中へ消えていってしまいました。その後は特に何も見つけることが出来ずに終わりましたが、びっくりの出会い2連続で十分満足して天売へ戻りました。
3日目も相変わらず寂しい感じで特に収穫がなく、天売島遠征第2弾が終了しました。今回の航路は特に面白い鳥は見られませんでした。
主に観察出来た鳥
オオハム、シノリガモ、コシアカツバメ、コクマルガラス、チフチャフ、ミゾゴイ、アリスイ、ホシムクドリ、ハチジョウツグミ、コマドリ、オオルリ、ルリビタキ、クロジ、コホオアカ
渡って来た直後のオオルリ。地面に降りているとより青が綺麗。
チフチャフ。水場を飛び回っていた。ムシクイというよりヒタキの行動に近かった。
ふと顔を上げると赤い忍者が…(ミゾゴイ)
シノリガモ。森が寂しくても天売は海鳥が構ってくれる。